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会長挨拶

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 この度、須磨ヨットクラブの会長を拝命しました田坂です。
会長就任にあたり一言ご挨拶させて頂きます。
はじめに今回の新型コロナウイルス感染拡大により種々の被害を受けられた方に心よりお見舞い申し上げます。
また忙しいなか長い間ヨットクラブの活動にご尽力頂きました小寺前会長をはじめ前役員の方々、クラブの活動を支えて頂きました神戸市職員並びにハーバーの関係者の方々に、この場をお借りして御礼申し上げます。
さて世の中全体がコロナウイルス関係のニュース一色の、こんなに大変な時にヨットクラブの会長を拝命したこと、正直大変戸惑っております。
 会長就任早々、ポイントレースをはじめ、神戸祭りヨットレース等クラブ行事は軒並み中止せざるを得ない状況となり大混乱の中での2020年度のスタートとなりました。
クラブ行事は勿論のこと、世の中がこれから先どうなっていくのか、全く先が見えない、とんでもない状況下での新体制の船出となりましたが、皆様のご支援を頂きながら何とか会長職を全うして参りたいと思いますので、何卒宜しくお願いいたします。
この原稿を書いている今現在、複数の都市で感染者が再び増え始める等予断を許さない状況が続いております。この様な状況下、ヨットクラブの活動をうんぬんする時かというお叱りを受けるかもしれませんが、こんな時こそ可能な範囲で息抜きの場としてのヨットクラブの活動が必要ではないのかなと思います。いろいろ制限がついた未曾有の状況下でヨットクラブとしてどんな活動ができるのか、私にもよくわかりません。今まで誰も経験したこともないような状況ですので、今言えることは、今私達が置かれている状況を冷静に客観的に判断し、その時点で実施可能な楽しみ方を何とか見つけて楽しむことしかないのではと考えています。過度の楽観はいけませんし、また過度の悲観も駄目だと思います、荒天下での生き残り方を必死に考え、また一方で荒天が収まった後の楽しみにも思いを馳せるというのが我々シーマン/シーウーマンではないでしょうか。
 ここでちょっと自己紹介をさせて頂きますが、私は、初代秋田会長のご子息がたまたま私の所属していた大学のヨットクラブの1年先輩だったというご縁で須磨ヨットハーバーを知り、このハーバーに1983年から足掛け約40年近くお世話になっています。私が仲間と初めてこのヨットハーバーに船を置いた時は、我々もまだ若く日本全体も今とは比べ物にならないほど活気、元気があり、船を係留するにも10倍ほどの抽選に当たらないと船を係留できない時代でした。
ご存知の方も多いと思いますが、当時は休みのヨットハーバーには多くの人が集まり、夜遅くまで各船から大声、笑い声が溢れ、あちこちで酒宴が遅くまで催されていました。また夏になると須磨海岸は海水浴客で埋まり前の国道は車で溢れかえり駐車場の奪い合いが起きていました。
 それがどうでしょう、昨今は休みにハーバーに来ても殆ど人はいないし、来ている人も私も含め爺さん、・・・・妙齢のご婦人ばかり、また夏の須磨海岸もガラガラで、マリンレジャーは全くの不人気。この状態が恐らく典型的な日本のマリンレジャーの縮図ということなのかもしれませんが、これにコロナ騒ぎが更に加わりひどい状況が続いています。
兎に角一日でも早くこのコロナ騒ぎが収まって、活気のある、楽しいヨットクラブ、須磨海岸に戻ってほしいものです。
幸いにして須磨ヨットクラブには米国シアトルヨットクラブとの交流という初代会長の秋田博正様のご尽力により築かれた他のクラブにはない大きな楽しみがあります。
 このような絆を大切にし、これを次の世代にも確実に引き継ぐと共に、須磨ヨットクラブが私達が幾つになっても楽しめる、生きがいの一つで有り続けられるような楽しいクラブにしていかなくてはいけないと考えています。
何ができるか全く判りませんが、兎に角、諸先輩方が築かれた須磨ヨットクラブの素晴らしい伝統、雰囲気、仕組みを大切にし、安心・安全で明るく楽しいヨットライフが送れるクラブにしていけたらなと考えています。この状況下当分の間、皆様には我慢して頂かなければいけないことも多々あると思いますし、クラブ行事もまた今までとは違ったやり方、New Normalを考えなければならないかもしれませんが、引き続き安全、安心、楽しいヨットクラブ作りに注力して参りたいと思います。
 皆様方の絶大なるご協力、ご支援をお願い申し上げまして、会長就任の挨拶とさせて頂きます。

須磨ヨットクラブ
会長 田坂吉平
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